インストールプログラム自体にサービスパックを適用する方法
Officeインストール → サービスパック適用 を何台ものPCで実施するとかなり大変な作業工数になります。
以下は、元々サービスパックが適用された OFFICE を作成する手順です。
1 サービスパックの実行ファイルの中身を展開する。
サービスパックのサイレント摘要の1、2を参照
2 OFFICEインストールファイルをコピー
実行ファイルを『/a』オプションで実行し、以下ダイアログで展開先を指定する。
Setup.exe /a
3 サービスパックを適用する
msiexec /p C:\サービスパック展開フォルダ\MAINSP3.msp /a \オフィスインストールファイルコピーフォルダ\data1.msi SHORTFILENAMES=TRUE /qb
/p | パッチ。サービスパックを展開し、mspファイルを指定する。 |
/a | data1.msiを指定する。 |
SHORTFILENAMES | Windows インストーラが作成するファイルとフォルダは MS DOS と互換性のある名前にするように指示。 Windows インストーラをコマンド ラインから実行する場合には必須 |
/qb+ | サイレントレベルの指定。 |
この処理は多少時間がかかります。
終了後、サービスパックの展開フォルダは消してもOKです。
4 注意
※同手順で、更新プログラムの適用も可能になりますが、以下の弊害もありますので、避けたほうが良いです。
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インストールプログラム自体に変更を加える事になるので、他のタイミングでメディアを要求された場合、
適用前と適用後で【違うメディア】と認識されるため注意が必要です。
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誤って管理者用の個別更新プログラムを適用した場合、
次回Office Update を実行した際、下図のようにインストールできなくなる可能性があります。
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