検証済み:9i/10g(10.2)/11g
ほかのバージョンでも同じ方法で出来ると思います(その他のバージョンは未検証)。
レスポンスファイル(rspファイル)の作成
レスポンスファイルを作成します。※レスポンスファイルはテキストファイルです。
setup.exe -record -destinationFile レスポンスファイル名.rsp(フルパス)
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上記コマンドを発行すると、通常のインストール同様ウィザードが起動します。
インストール処理を進めインストールボタンを押下すると、設定した内容のレスポンスファイルが作成されます。
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上記コマンドでインストール処理をすると、レスポンスファイルの作成だけではなく実際にインストールされます。
したがって、レスポンスファイルを作成する為に一台が犠牲になる訳ですが、
CDの『Response』フォルダの中にレスポンスファイルのテンプレートが入ってますので、知識のある方はこれをお好みに編集するのも良いかと思います。
インストール
setup.exe -silent -responseFile レスポンスファイル名(フルパス).rsp -nowelcome
setup.exe | OracleのCDに入っているものを指定する。 |
silent | サイレントの指定。省略すると、ウィザード画面が出ます。 |
responseFile | レスポンスファイル(rsp)をフルパスで指定します。 |
nowelcome | サイレントの指定をしなかった場合に表示される『ようこそ』の画面を表示させない。 |
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レスポンスファイルの『SHOW_*****』の値の設定[true | false]で、画面の表示/非表示を詳細に設定できます。
ただし、-silentオプションをつけた場合、『SHOW_*****』の値は全て【false】と判断されます。
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インストールのログはデフォルトでは『C:\Program Files\Oracle\Inventory\logs』内に作成されます。
ログ名:installActionsYYYY-MM-DD_hh-mm-ss[AM | PM].log
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『-silent』オプションを付けた場合、インストールが終了すると以下ログファイルが出来ます。
何も画面が表示されない為、インストール終了の判断の一つになると思います。
ログ名:silentInstallYYYY-MM-DD_hh-mm-ss[AM | PM].log