WindowsXP では、プリンターを設定する為のスクリプトが既に用意されています。
今回はこれを使用します。
プリンターポート(TCP/IP port)を作成する
※TCP/IP portに限る。
使用方法:
cscript /nologo %SystemRoot%\system32\PRNPORT.vbs -a -r "ポート名" -h "IPアドレス" -o "プロトコル -n 番号"
引数 | 説明 | 画像 | 引数 | 説明 | 画像 |
-a | プリンターポート作成の指定(必須) |
|
|
-r | ポート名の指定(必須) | 画像 |
-h | ポートのIP指定(必須) | 画像 |
-o | ポートのプロトコル指定(Raw or LPR) | 画像 |
-n | Rawの場合ポート番号を指定する。 | 画像 |
-q | LPRの場合、-qでキュー名 | 画像 |
-m | SNMPの有効/無効 -me=有効/-md=無効 | 画像 |
-y | SNMPコミュニティ名の指定。 | 画像 |
-i | SNMPインデックス名の指定。 | 画像 |
-2 | 2重スプールの有効/無効。
-2e=有効/-2d=無効 |
|
|
実行コマンド例:
<<プロトコル=Rawの場合>>
cscript /nologo %SystemRoot%\system32\PRNPORT.vbs -a -r IP_***.***.***.*** -h ***.***.***.*** -o raw -n 9100 -me -y public -i 1 -2e
→
実行結果
<<プロトコル=LPRの場合>>
cscript /nologo %SystemRoot%\system32\PRNPORT.vbs -a -r IP_***.***.***.*** -h ***.***.***.*** -o lpr -q lp -me -y public -i 1 -2e
→
実行結果
プリンタードライバをインストールする
使用方法:
cscript /nologo %SystemRoot%\system32\PRNdrvr.vbs -a -m "ドライバ名" -v 3 -e "Windows NT x86" -h "ドライバフォルダ" -i "ドライバファイル"
引数 | 説明 |
-a | プリンタードライバインストールの指定(必須) |
-m | ドライバ名の指定(必須) |
-v | バージョンの指定
0=Windows 95、Windows 98、および Windows Millennium Edition
1=Windows NT 3.51
2=Windows NT 4.0
3=Windows XP、Windows 2000、および Windows Server 2003 ファミリ |
-e | Environment
"環境" (利用可能なバージョン)
"Windows NT x86" (バージョン 1・2・3)
"Windows NT Alpha_AXP" (バージョン 1・2)
"Windows IA64" (バージョン 3)
"Windows NT R4000" (バージョン 1)
"Windows NT PowerPC" (バージョン 1)
"Windows 4.0" (バージョン 0) |
-h | ドライバ フォルダへのフルパス指定 |
-i | ドライバのファイル名(inf)のフルパス指定 |
ドライバフォルダ・ドライバファイルは、infファイルがあるフォルダと、infファイル自体。
※【-h】でinfファイルのフォルダを指定しているのなら、【-i】でinfファイルをフルパス指定しなくても良い気もするが、両方フルパスで指定しないと駄目だった。
また、PRNdrvr.vbsではデジタル署名されていないドライバーのインストールは出来ません。
この場合、こちらの方法で試して下さい。→
プリンタ設定Windows2000,XP
下図はインストールウィザードを使用した際の、デジタル署名されていないドライバーの警告画面です。
プリンタを登録
登録方法:
cscript /nologo %SystemRoot%\system32\PRNmngr.vbs -a -m "ドライバ名" -r "ポート名" -p "プリンタ名"